THE ROOM。
コロナウィルスの感染拡大から人々を守るため、休業に向けた苦肉の決断。
多くのメッセージが寄せられるプロジェクト支援のサイトです。
ぜひご紹介させてください。
トミーからの依頼で、CHAMP,THE ROOMの私個人の体験をコメントとして書きました。冷静に書けたか不安ですが、みなさんそれぞれKeyになった場所ってあると思います。私にはここTHE ROOMでした。
今の時点で死ぬ時思い出すことって何かを考えたら、THE ROOMのフロアで体験した、「音楽最高だな」という感触だと思う。
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THE ROOM 第四金曜日のイベントCHAMPは、毎月欠かさず開催されて、もう20年に近づこうとしている。
レコードをただ買っていただけの私が、都会に出て、体質的に無理な酒をたらふく経験し、サラリーマンの安定も捨て、数年間関西から夜行バスで通い、妊婦なのに重いレコード持って体に悪いと言われながら、そして最近は泣く子を無理やり払いのけても、ここに行く。
たくさんチャレンジをさせてもらった。無茶苦茶なジャズのかけ方をタイムテーブルを工夫して試させてもらっていた。第一線のジャズミュージシャンを引っ張りだし、ダンサーと一緒に夢のようなセッションを実現させてくれた。全てCHAMPオーガナイザーで現店長のトミーの心馳せだった。そんなCHAMPとTHE ROOMに関わる方々のおかげで私はレコードや音楽と一緒に生きていっている。
音楽は、個人だけのものではなく、その場にいる他人と繋がったり分かち合う楽しみや喜びを生むもので、その役割はなくなることはないと思います。真摯に音楽を突き詰めている専門性あるファンたちが場を形成し、独立した個々が同じ音楽で沸き立つ何かを発し共感する。そんな至福と言える体験を、私はTHE ROOMのフロアで数多く経験しました。このような音楽の価値観は、私の中に深く刻まれてこれからも変わることはありません。
どうか早く音楽がその価値を発揮し、THE ROOMで華やいでくれることを願って。
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