先日の岡山でこのレコードを買いました。
ナイヤビンギ パーカッションが
前にですぎ!!!
一聴惚れでした。GOMIさんありがとうございます!
それは
Count Ossie & Leslie Butler/Soul Drums
パーカッション:Count Ossie
オルガン:Leslie Butler
こちらは Blank(Tip Top Stamp)レーベルですが、
Sonia Pottingerの所有するレーベル Gay Feetからのリリースといわれています。
Sonia Pottingerプロデュースは ジャズらしいアドリブが特徴。
他のレゲエのアレンジとは明らかにちがった魅力があります。
Count Ossieは
ジャズジャパン の レコード復興計画のコラムでも書かせていただいた
ナイヤビンギのドラミングで知られるドラマー。
impluse!盤のマックスローチの ガーヴェイの曲についてのあれ。〜
流行歌と、ラスタファリアンの音楽(ナイヤビンギによる土着的宗教の祭の音楽)である
ナイヤビンギを 結びつけたのが Prince Busterという話も。
幼少からラスタのコミューンで育ったCount Ossieをその流行歌とあわせて
セッションに起用したことから
レゲエが始まったとも言われています。
そんなタイミングで
オルガン奏者
Leslie Butler の よりジャズに接近した
LP が再発されました!
昨年春から このLP の魅力に びんびん きていたので
とてもうれしい!
コメント書かせていただきました。
もちろん レアグルーヴ的にも 聴けるのですが、
もっともっと
ジャズファンにもこういう 作品 聴いてもらいたいなあ
Leslie Butler (レスリー・バトラー)
We’ve Only Just Begun
レスリー・バトラーといえば、レア・グルーヴ界の名盤、ボリス・ガーディナーのファンク・チューン「Ghetto Funk」での参加で知られているが、このアルバムを聞くと更に多くの発見があるだろう。ジャズの一つの作品としても楽しめる、まさに目に鱗の内容だ。 オルガンとアコースティック・ピアノを使い分けるレスリー・バトラー。ベレス・ハモンドやバーニング・スピアのアルバムでもクレジットされている、サックス奏者、カールトン・サミュエルズもフルートとサックスを自在に操り、ソロが際立った作品となっている。レア・グルーヴ界隈では、クラシック中のクラシックで、マイナー盤の良質カヴァーも多数発掘されている「Evil Ways」と「Shaft」。そんな中でもここまでずば抜けたカヴァーの連続は珍しい。7インチファンクの世界において並べてもまったく引けを取らない「Evil Ways」は、どっしりしたドラミングとファンキーに動くベースをバックに、レスリーはオルガンを披露する。アンニュイなフルートも申し分ない。「Shaft」のアレンジセンスにも圧巻で、スカのリズムにアコースティック・ピアノ、そしてフルートの編成ですっかり垢抜けた印象のナンバーになっている。郷愁感を覚える質感もいい。これらのカヴァーの他にも、美しい旋律と豊かなアレンジが効いたジャズナンバー、ジャズ・ファンク・ナンバーがなんと多いことだろう。 冒頭「Witchita Lineman」でのピアノトリオ、「Aquarius」のみずみずしくもスピリチュアルなサックス。瞑想的で濃厚、それでいて風通りのよいジャマイカのリアルな音を、このアルバムは届けてくれる。 大塚広子(DJ)