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アルフィーラウンジ SPECIAL with 須永辰緒さん!!

5/11土 六本木アルフィーでは

年に一度のスペシャルweek

日野元彦さんのメモリアルweekです。

ここで 唯一 DJイベントとして 開催させてもらった

アルフィーラウンジ。
(わたしが2年前からアルフィーで行っているDJイベント)

今回は、日野元彦さんweekということもあり

日本とジャズに焦点をあてようという試み。

日本×ジャズ を表現してくれるDJは

須永辰緒さん

以外にいないということ

わたしがどうしても 須永さんのジャズ観

音楽観 DJ観をしりたかった

ので

DJと あわせて トーク形式 にもちこんだ 企画であります!

当日はトークメインの約3時間。
須永さん最高のサービス精神で予定より充実の内容になりました。

わたしのインタビュー → 解説 → 実際の音源

というながれの対談と、

須永さんのDJプレイという展開。

思わぬ濃い内容に

ぜったい これは アーカイブしなければ!

ということで 長いですが、

5/11 アルフィーの模様を お伝えします。

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当日は 休日なのに ちょっとひどめの雨。

大塚のDJのあと お客さんの入りを

察して

須永さんが DJ でつないでくれました。

Eddie Harris / [Exodus to Jazz]

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Dusko Goykovich/[ Swingin’ Macedonia]

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レコードジャケットを前にDJしてくれると

またクラブとは違った雰囲気と身近に須永さんの音を感じ取れました。

DJのあと

まず須永さんのアイコンとなっている、

夜ジャズ についての 質問。

かえってきたのは

この一曲。

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夜ジャズとは、「サスケ」(のサントラ) である。

須永さんは まず、自分自身のアイコンとなっている

音を提示して、 そこから

DJの役目について問題定義していきました。

Jeremy taylor / [Reggae interpretation of kind of blue]

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New York Ska-Jazz Ensemble / [Low Blow]

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まったく繋ぎめがわからなかったDJプレイ。

その後須永さんは こう言った。

「これってジャズだと思いますか?」

(客)「・・・・」

ジャズっぽいもの。 むしろジャズじゃない って言われるよね」

「こういうジャズクラブに来ている みなさんみたいなお客さんや

ジャズのライブを聞きにいっているファンと

俺や大塚みたいな ジャズDJ の違いってわかるかな??」

(客)「・・・・」

「それは、ジャズを知ってるかどうかだよ。

まちがえちゃいけない 。DJ の方じゃなくって お客さんの方が知ってる。

じゃあ DJ ってなんで いるわけ??

ということで DJ の存在価値みたいなところを

このあと解いていこうかな。」

DJは曲をつなぐこと以外にこんなこともしてしまいます。


Donald Byrd & Booker Little -[The Third World] 〜Wee Tina

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Beatnuts – Props Over Here

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ここで HIP HOP のサンプリングについての

解説。

DJ は、DJとしての観点で こんな風に曲を作ってしまう

ジャズファンなら ”こんなこと” できない。

「DJ ってさ。いつもなにやっているかっていうとね。

そう

レコード買ってるんだよ。いつも買うんだよな。

俺なんか すこしまえに◎万の買ちゃってさ、

再発されちゃったんだけど

でもすごいいいわけ 」

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JAZZ QUINTET -60′

62年録音 のLP から~Cuba Libre

がかかる。

58年から63年の活動期間ながら高い評価のヨーロッパのジャズグループ。

Allan Botschinsky (tp, frh) Niels Husum (ts,ss) Bent Axen (p) Niels-Oersted Pedersen (b) Bjarne Rostvold (ds)

(2007年に澤野工房から再発 ジャケット等もクオリティが高いと評判?)

何とも男っぽい。ちょっと格好つけて、きつい酒でも飲んでみようか…。

という キャッチがぴったり。

その後

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CRAZY KEN BAND 山の音 -REMIX- Sunaga t Experience

が流れる。

「…  にてる ような気がするけど

気のせいでしょ(笑)」

「DJ は ジャズを知っているファンには

とうてい できない

フットワークで、軽々と

ジャズ を引用することができる」

「だってさ 毎日レコードかってるんだから、

たくさんの人にしってもらいたいじゃん」

もう一つ 例を。

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Marv Johnson ‎– [Marvelous Marv Johnson]〜Almost Like Being In Love

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「上を向いて歩こう 」(坂本九)

敷島a.k.a 安治川親方 Choice by Sunaga t experience

「Billboard」が放つカヴァーシリーズ第2弾として

誰もが耳にしたビルボード・ヒットを須永さんが

プロデュースした作品。

にてる けど 別の曲になってる!!!

その流れで NAT KING COLE『L-O-V-E』も。
日本語 カヴァーかしら 。とおもったら
ジャケットはこれ。

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ナット自身が唄う 日本語 7インチ

だったのだ。

DJ敷島氏が唄う坂本九 と 同一線上にきこえる。

DJ の役目のひとつとして

須永さんは

ジャズのダンディズムを抽出して

ジャズを日本のフィールドで

再構築、展開していることがわかった。

そのあと DJとしての業務である

選曲について、

シチュエーションごとの 実践プレイをしてもらった。

◎夜更けのBAR での設定は、

Dave Brubeck / Summer song

八代亜紀 夜のアルバムなど。

◎熱狂するダンスフロアの 実践プレイでは、

Wayne Shorter [Second Genesis]

(ジャズメッセンジャーズに加入の頃のレコーディングで、

VEEJAY レーベルからショーターのリーダーアルバム2作目に当たる

ハードバップ。3月来日したショーター!

内田先生(先日資料館へ訪問!)のこちらに詳しく書かれてます。)

その流れから、なんと。

Can You Feel It(feat. Naruyoshi Kikuchi)

Ken Ishii presents Metropolitan Harmonic Formulas[ MUSIC FOR DAYDREAMS]

収録曲 の12インチ

あのLarry Heard のハウスアンセム Mr.Fingers のカヴァーがかかる。

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おそらく この場にいた アルフィー常連さんや

ジャズファンの方には、とてつもない 意外性と

わたしと同じような環境で活動してるDJさんには、

おお〜〜!!ハウスアンセム!

という

そのときの ちょっとした どよめき 。

この完璧なDJ選曲にみんなが 熱くなった気がしました。

その流れで

質問したのが

レコードのつなぎ方。

やはり、レコードが好きという

須永さん。もちろんアナログでのDJがほとんどだが、

レコードを

手でさわって頭出しすることをしない。

頭出しはターンテーブルのスタートボタンを押す。

知ってのとおり、ターンテーブルの頭出しは

不安定だが、それは、DJの弟子としての下積み時代から練習してきたから

難しくないという。

昨年CHAMP で ゲストで出演いただいたときに

お客さんからよく言われたのが「タツオさんの音の出し方って

全然ちがう!すごくいい!」ということ。

その点について質問してみた。

結果 ハイとロウは 調整するが

ミッドは おさえるということ。

そして こだわりの 部品は

針 。

樽屋 の 白針 と呼ばれる

樽屋03-M

もしくは

NAGAOKA DJ-03HD

がおすすめ と♪

つぎにずっとききたかった PUNK について。

「基本 PUNK はわかりやすいメロディがある

アレンジが攻撃的ではやくても 結局わかりやすい。

JAZZ も 大塚の好きな インプロがんがんっていう

タイプじゃなくて

俺はテーマがあるタイプが多いよな。」

なるほど。

ジャズだったら インストで 白人もの。

ダンディで 一聴でわかりやすくジャズのかっこよさがわかる。

そして

もうひとつ 聞きたかったこと。

須永さんには ジェームスブラウン の

ルーツ色が一切 ない。

「CAMEO とかのブラックミュージックは

当時DJ修行のとき

かけてたよ。

でも ジェームスブラウン は

なんかさ

ちがうんだよ

ヒップホップに出会うとほぼJ.Bの存在を仰ぐこととなるが

須永さんのなかにはない。

そして、なぜ今須永さんは ジャズなのか。

「ジャズばっかりDJでかけたときにさ

なんか そのときのフロアが

忍耐勝負みたいな 雰囲気があって

それがなんか よかったんだよ。

ジャズもホウベン っていうのかな

お釈迦様の手の中でなら

なんでも 同じように良くみえる。

ジャズも ジャズの中でなら

なんでも (良く) できる

そんな感じ。」

こういう理由でジャズなのだ。

DJ という役割のなかで教えてくれた

ジャズファンにはできない フットワークの軽さで

ファンの 間口を広げている という。

エゴラッピン色彩のブルースが、いまだに自分軸だったり

八代亜紀や

いまはサカナクションだったり

(須永さんいわく サカナクションは レイ ハラカミ の生姿だという)

確実に日本を意識した 活動。

そして 一環してある

ダンディなもの。

ここまで 筋のとおったひとって

そうそういない。

JAZZ JAPAN で対談していたり

須永さんのVENUS CDのライナーも

書いている中山康樹さんや

あのイベントは伝説にもなりましたね〜

昨年メグでご一緒した寺島靖国さん

ジャズ評論家の方をとても

尊敬していて、むかしからジャズ本も

熟読している

純粋で勤勉な姿勢に 胸があつくなりました。

こうして ジャズをテーマに

DJの業務 役割 の話をじっくりしてくれた

須永さん。

「こんなことやってて ジャズ界でだいぶおこられてるんだから俺」

なんて いいながら、

「おい 大塚 あの VENUS MIX

ちゃんと聞いたぞ めったに褒めないけど

あれば すごい。よくこんなドロドロしたの見つけたな

俺しらなかったよ 」

といってくれたこと本当に嬉しかったな。

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はじめてちゃんと須永さんと話したのは

「ジャズのパブリックエナミー」のことだったっけ(笑)


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