3/3 は
あまり知られることのないレコード、CD制作の内幕を、
日本を代表するジャズ・プロデューサーに聞く
『いーぐる連続講演』シリーズ企画の第1回目。
日本におけるブルーノートの名声を確立させた
EMIの行方均さんをお招きし、
行方さん制作によるサムシンエルス・レーベル音源などを聴きながら、
音楽プロデュースの実際を語っていただく企画で参加させていただきました。
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行方さん ワークスはこちらで 予習をどうぞ♪
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まず、感激したこと。
ロバート・グラスパーの横にすでにCDジャケットが
壁に。 当日DIWのCDも並べて 額にいれてくれました。涙
もうひとつ。 数日前にご挨拶に伺ったときに
恐縮ながら アルフィーの1周年 with沖野修也さんのフライヤーをお渡ししたところ
すでに 壁に!
こうやってお店づくりをされているんだな、・・と
グッときた思いでした。
後藤さん×行方さんの会話ですすむプロデューサーの裏側。
「 1枚としては サキコロや、ワルツ・フォーデヴィのプレスティッジ、リバーサイドをこえられない。
ただ100枚並べたときのブルーノートにかなうものはない。 そして、リリースし続けた。」
の印象的フレーズから、
(個人メモのため自己ニュアンス/意図含みます)
・はじめは言いなりだったホレス・シルバーだが、どんどんブルーノート作品企画へも
加担するようになる話とあわせて、サムシンエルスの場合も。
ジャズ一本でむきあって口紅をぬらせるのにも一苦労だった
アーティストをどう説得するかという話。そして最後は自分演出もするようになったという話。
・「ロン・カーターは 音程わるいよね?笑)でも彼の魅力は タイムであって、
トニー・ウィリアムスがあんなに自由に(乱暴にw)できたのはロンのおかげなんだよね・・。」
・ ラルフ・ピーターソン『V』についての秘話
たぶんラルフが長く叩きすぎてドラムを入れ替えている。
ミックスダウンはしていない、2チャンでとっている。 録音のときに調整してそのままだした。
でもジャズってそういうものだよね。これが本番!っていう気持ちでやるんだから
かきかえできる今のレコーディングって本来どうなんだろ。。
・ジャズは即興芸術として、そのときのスタジオでなにが起きるかに期待する一回性。
ただ 「商品」である。
・ペットサウンズ や、サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
やってんじゃないんだから、という”ジャズ” のプロデユーサー論
は、最後の質問からもうすこし聞きたかった面白い話しでした。
そんな話の背後で プレイヤーを使用させていただきました!
はいったとたん とびこんできた
Fat Albert Rotunda / Herbie Hancock の裏表紙に また ぐぐ。。っ。
RARE GROOVE ガイドの執筆で思い出深いです・・
そのご、みなさまとまだまだ話がつづき・・
時 0時を超え・・
わたしの左の後藤さんからいろいろお話いただいたのち
結果、2度泣かせた!という事実がおきたのですが
それは、共鳴の鳴き。
ここにいるみんなが同じ星をみている
と、後藤さん。
DJとしても感覚がおなじで、
「大塚さんがフロアのキーマンをみつけること(沖野さんの本にもありましたね)
といったけど、まさに。今回はそのキーマンの表情をみたら成功だね!」
「DJでいういかにフロアにいてもらうかって、レコード係りとおなじ。
コートを着ようとするお客さんが、次にかけたレコードで帰るのをやめた。
勝った!ってね」
何十年もまえに
レコード単位でやっていた先輩と同じ星をみました。
DJは 「曲(もっと細分化されたりもする)とセンス」
レコード係りは 「アルバムと知識(いい意味で理屈)」
とわかりやすい端的な比喩もお話にでましたね。
行方さん、後藤さんと、最後までお付き合いいただいた村井康司さんや
この企画の本当のプロデューサー田中さんはじめ
ご一緒できたみなさま
きていただいたみなさま
とても充実の時間ありがとうございました!
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