に投稿 コメントを残す

いーぐるの店主後藤さんを2度泣かせた?!

20120305-200802.jpg

 3/3 は 

あまり知られることのないレコード、CD制作の内幕を、

日本を代表するジャズ・プロデューサーに聞く

『いーぐる連続講演』シリーズ企画の第1回目。

日本におけるブルーノートの名声を確立させた

EMIの行方均さんをお招きし、

行方さん制作によるサムシンエルス・レーベル音源などを聴きながら、

音楽プロデュースの実際を語っていただく企画で参加させていただきました。

 

*******************

行方さん ワークスはこちらで 予習をどうぞ♪

ブルーノートの姉妹レーベル「サムシンエルス」の名演について

DJ大塚広子さんの困ったサムシンエルス

*******************

 

まず、感激したこと。

ロバート・グラスパーの横にすでにCDジャケットが

壁に。 当日DIWのCDも並べて 額にいれてくれました。涙

20120305-202904.jpg

もうひとつ。 数日前にご挨拶に伺ったときに

恐縮ながら アルフィーの1周年 with沖野修也さんのフライヤーをお渡ししたところ

すでに 壁に! 

20120305-202746.jpg

こうやってお店づくりをされているんだな、・・と

グッときた思いでした。

 20120305-202807.jpg

 後藤さん×行方さんの会話ですすむプロデューサーの裏側。

 

「 1枚としては サキコロや、ワルツ・フォーデヴィのプレスティッジ、リバーサイドをこえられない。

ただ100枚並べたときのブルーノートにかなうものはない。 そして、リリースし続けた。」

の印象的フレーズから、

(個人メモのため自己ニュアンス/意図含みます)

・はじめは言いなりだったホレス・シルバーだが、どんどんブルーノート作品企画へも

加担するようになる話とあわせて、サムシンエルスの場合も。

ジャズ一本でむきあって口紅をぬらせるのにも一苦労だった

アーティストをどう説得するかという話。そして最後は自分演出もするようになったという話。

・「ロン・カーターは 音程わるいよね?笑)でも彼の魅力は タイムであって、

トニー・ウィリアムスがあんなに自由に(乱暴にw)できたのはロンのおかげなんだよね・・。」

・ ラルフ・ピーターソン『V』についての秘話

たぶんラルフが長く叩きすぎてドラムを入れ替えている。

ミックスダウンはしていない、2チャンでとっている。 録音のときに調整してそのままだした。

でもジャズってそういうものだよね。これが本番!っていう気持ちでやるんだから

かきかえできる今のレコーディングって本来どうなんだろ。。

・ジャズは即興芸術として、そのときのスタジオでなにが起きるかに期待する一回性。

ただ 「商品」である。

ペットサウンズ や、サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

やってんじゃないんだから、という”ジャズ” のプロデユーサー論

は、最後の質問からもうすこし聞きたかった面白い話しでした。

20120305-202822.jpg

そんな話の背後で プレイヤーを使用させていただきました!

はいったとたん とびこんできた

Fat Albert Rotunda / Herbie Hancock の裏表紙に また ぐぐ。。っ。

RARE GROOVE ガイドの執筆で思い出深いです・・

 

そのご、みなさまとまだまだ話がつづき・・

時 0時を超え・・

20120305-202839.jpg

わたしの左の後藤さんからいろいろお話いただいたのち

結果、2度泣かせた!という事実がおきたのですが

それは、共鳴の鳴き。

ここにいるみんなが同じ星をみている

と、後藤さん。

DJとしても感覚がおなじで、

「大塚さんがフロアのキーマンをみつけること(沖野さんの本にもありましたね)

といったけど、まさに。今回はそのキーマンの表情をみたら成功だね!」

「DJでいういかにフロアにいてもらうかって、レコード係りとおなじ。

コートを着ようとするお客さんが、次にかけたレコードで帰るのをやめた。

勝った!ってね」

何十年もまえに

レコード単位でやっていた先輩と同じ星をみました。

 

DJは 「曲(もっと細分化されたりもする)とセンス」

レコード係りは 「アルバムと知識(いい意味で理屈)」 

とわかりやすい端的な比喩もお話にでましたね。

 

行方さん、後藤さんと、最後までお付き合いいただいた村井康司さんや

この企画の本当のプロデューサー田中さんはじめ

ご一緒できたみなさま 

きていただいたみなさま

とても充実の時間ありがとうございました!

 

 

 

*********************

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です