『LATIN DISCO いーぐる!』
あの抜群の音を誇る硬派ジャズ喫茶いーぐるが、最高のオーディオ・システムを使ったラテン・ディスコに!っていう前代未聞の企画!
そんなアイディアに賛同してくれたのは、ジャズDJのトップ、ブラックミュージック全般からラテンにも造詣の深いDJ大塚広子、トップ・ファンクDJでありラテンにも精通し、ラテン・ファンク・イベントも繰り広げるDJ黒田大介、そして50年前霞町のディスコでならしジャズ喫茶でのグルーヴの効いた選曲をフロアで爆発させるDJ後藤雅洋!
ラテン側からは、ラテンもジャズもブラックミュージックも愛する岡本郁生と伊藤嘉章が参戦します。
いったいどんな音がピックアップされるのか?!
JBLから出る最高の音はいーぐるのフロアをどう揺らすのか?!
「しゃべって踊ってもいいジャズ喫茶!」
「ラテン、ジャズ、ファンクをつなぐベスト・サウンドをセレクトする強力なゲストDJ陣!」
「霞町でならした伝説のかくれディスコDJ DJ GOTO!」
「ラテンとディスコでお尻を解放するラテンDJ陣!」
「最高のサウンドシステムでダンスと音楽を楽しむ」
こういう遊びのチャンスはレア!ラテン、ジャズ、ファンク、ディスコ、ブラック・ミュジックがお好きな方、ゼヒ遊びに、踊りに来て下さいね~!
Date: 7/8(Sun)15:00-20:00 @いーぐる 四ッ谷
DJs :
HIROKO OTSUKA (Key of Life+)
DAISUKE KURODA (Kickin’)
MASAHIRO GOTO (いーぐる)
el Caminante OKAMOTO (eLPop)
mofongo ITO (eLPop)
Charge 1,500Yen + Drink別オーダー要
https://www.facebook.com/events/485393701879145/permalink/50460435995807
https://www.facebook.com/events/485393701879145/permalink/504386739979841/
今回企画をご提案いただいた 伊藤嘉章さんの投稿がとても興味深いので
以下抜粋!
ダンスミュージック、DJの変貌がとてもよくわかります♪
さて、7/8(日)15:00-20:00の『LATIN DISCO いーぐる』のパーティに際して、「ディスコ」「DJ」「クラブ」が出てきた頃の事を少し。
1950年代末はNYラテン/マンボの最盛期であると共に、ソウル、ブラックミュージックで最も重要なレーベルの一つ「モータウン」が設立された時代。
1960年代に入ると、ジャズではコルトレーンのカルテットやオーネットが出てきた時代ですが、ラテンはブガルーが流行し、ラテンとブラック・ミュージックの新しい混淆が生まれた時代に入りました。ビートルズもデビューし、ロック、ソウル、ラテンなど豊かな、ダンサブルな音楽が60年代後半に向けで大きく広がります。
そんな中、デヴィッド・マンキューソがNYの自宅でプライベートなパーティを開始したのが1968年頃。この音楽重視で様々な音を楽しむ、後に『The Loft』となるアンダーグラウンドなパーティは「クラブ」文化の草分けとも言えるでしょう。
またその頃NYでは教会を改装したディスコ『チャーチ』や『サンクチュアリー』などが開店。これらは現在のディスコに繋がり、DJたちも活動を広げます。ラテンではファニアの時代が始まり、ロックではウッドストックや「アビーロード」の時代。
1970年代に入り、『ギャラクシー21』や『ベターデイズ』などのディスコが生まれ、ウオルター・ギボンズやフランキー・ナックルズなどのDJが登場。
74年にはラヴ・アンリミテッドやMFSBなどのディスコがチャートに登り、サルソウル・レーベルが発足。TVでは『ソウル・トレイン』がスタート。
77年にフランキー・ナックルズがNYからシカゴに拠点を移し「ハウス」の形が固まってきた時代、全米チャートでは78年に『サタデー・ナイト・フィーバー』がトップとなりました。一方でブロンクスなどNYではヒップ・ホップの息吹が始まっています。サルサはルベン・ブラデスの『シエンブラ』の頃。クラブはラリー・レヴァン。
ということで、本題ですが、当日はこんな歴史をレスペクトしつつ、ウンチクは忘れて、最新の感覚でプレイするDJsの音に浸って頂ければうれしいです。
しかし今回のラテン・ディスコ・いーぐる、1960年代後半のマンキューソの第一回目のホーム・パーティを思わせる環境で、DJsにはチャレンジがあるのでした!
「マンキューソの最初のホーム・パーティを思わせる環境で、DJsにはチャレンジが」とは?
現代のDJは高性能で色々な事に対応できるDJ専用の機材でプレイしています。パイオニア製の機器が世界のベーシックな標準で、他にもCDSなど音質にこだわった機材もどんどん開発されています。PCでのDJはもちろん、USB一本やiPhone使用のスタイルすらあります。
しかし、マンキューソの最初のパーティの時代はレコードを一枚一枚聴くための普通のオーディオを使っていました。
つまり今のDJが次から次へと音を切れ目なく繋いで行ったり、音を重ねる機能、また個々の機器の音量や音質を独立して調節したり、曲の頭を前もってヘッドフォンで確認しておける機能など全くない機器でDJをしていたのです。
さて、いーぐるの機器は、ジャズ喫茶ですから、一枚一枚音盤を取り換えつつ聴く為の仕様になっています。
つまり
『前述の現代のDJ用の機能は一切ない』
のです!DJと言えば「ヘッドフォン」とイメージしそうな
『ヘッドフォンですらまったく使えない!』
各ターンテーブル間の切り替えスイッチと全体の音量調節のみ!
という事で、当日は現代標準の機器の機能を一切使う事の出来ない21世紀ののDJにとってはチャレンジングなスタイルですが、その中でいったい60年代末にマンキューソらはどうやって皆を踊らせていたのか?
そんな事を想像しながら踊るのも面白いかもしれません。お楽しみにー!
いーぐるオーディオ・システム
・ スピーカー JBL 4344 Mark ll
・ プリアンプ アキュフェーズ C 280V
・ パワーアンプ マークレヴィンソン 23.5L
・ CDプレイヤー デンオン DCD SA1
・ CDプレイヤー アキュフェーズ DP 67
・ アナログプレイヤー ヤマハ GT 2000
・ カートリッジ デンオン DL 103 LC ll